2005年03月11日

北海道の距離

ジムに行かない日に、「たわごと」で日記を更新しても良いのだけど、ちょいとネタが不足していました。

無理して書こうとしても、どーせ「体調が悪い」だとか「仕事でストレスが溜まる」だとか「彼女がほしい」だとか…(-_-;
そんな内容でも投稿するのは個人の自由だけど、そこまでする気にはならなかったので、敢えて書いていませんでした。

そんな時に、また「よ」様からネタをご提供(ネタ元は私本人なのだが)頂いたので、そんなネタの中でも、馬鹿っぷりが満点の話を残しておきます。

#毎度、ログ発掘有り難うございます>「よ」様

10年ぶりに自分の書いた文を読みましたが、若気の至りというかアツさを感じましたね。
ゲロの話ばかりじゃなくて、たまにはマジメな文章も書くんだと、我ながら感心しました。
ただし、文章がラフですね。これも若さのせいでしょうか。
あと、「見れる」は『ら抜き表現』だよ。恥ずかし〜。(戒め?の為に、敢えて原文のまま掲載します)

ずっとアツいままでいたいけれど、その当時のアツさは、さすがに真似出来ないわ。残念だけど、これが現実。
それでも、年相応にはアツく転がり続けたいね。
たまに過去を振り返るのも良いことだけど、常に前を向いていこうと思う今日この頃。

・・・なーんて、マジメに堅い事を書くなっつうの。(笑)

それはともかく、、、
いちおう記事を書いた本人の許可 (^_^; も得ていますので、このブログに再投稿させていただきます。
かなり長文&駄文ですが、お時間の許す方は、読んでやってください。


※)いつものように、Nifty-ID "NBA*****" と、旧ハンドル "@@@@" は伏せてあります。

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02201/02212 NBA***** @@@@ 北海道の距離(1/3)
( 1) 94/05/17 23:10

今年の夏の北海道は、飛行機で往復をした。人もバイクもである。
おかげで、いつもより長い時間、しかも安易に、北の大地を楽しむことができた。
しかし、なにか物足りなさが残っていた。
その「物足りなさ」は、北海道から戻ってすぐに感じていたが、いまだにそれの
意味が分からず、けだるい毎日を過ごしている。

ある日、富良野に住む親友に電話をかけた。
昔一緒に走り回っていた時のことから、夏に会った時のことなど、他愛も無い話
題で電話は盛り上がっていた。

いつの間にか、話題が最近の富良野の状況に変わっていた。
「すっかり寒くなった」とか「バイトの農作業も終わりそうだ」とか・・・
手元にあった手帳のカレンダーを広げ、一番近い連休の日を探した。

私「オマエの話を聞いていたら、富良野に行きたくなってきたよ」
友「来りゃあいいだろ」
私「9月末の連休はどうだ?」
友「え? 9月の末かぁ。ヤバいよ、その頃は礼文だよ」
私「礼文!? 行けないよぉ」
友「横浜から見たら、富良野も礼文も誤差のウチだろ。来ちゃえよ」
私「あ〜、ううん。考えとくわ」

礼文なんて行けるわけが無いと思った。その時点で、思いつきの北海道への夢は
壊れた。

9月の3連休を明日に控えた会社。
悶々とした気分で仕事をする。当然、仕事は進んでいない。
午後を過ぎる頃には、まったく仕事が手に付かなくなっていた。
「よし、礼文に行こう!」
終業時間になると同時に、会社を飛びだした。
厚く垂れ込めた雲。時々顔に当たる水滴。そんなことは関係ない。今の私には北
へ向かうことしか考えられない。

自宅に戻る頃には、本格的に雨が降りだしてきた。
急いで着替え、とても北海道に行くとは考えられない最低限の荷物をバイクに括
り、自分では最高と思われる雨対策を施した恰好で、バイクをスタートさせた。

あと2書き込みで〜す @@@@

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02202/02212 NBA***** @@@@ 北海道の距離(2/3)
( 1) 94/05/17 23:10

「北に行くほど天気は回復」とTVでは言っていたのに、北に行けば行くほど雨
足が強くなっていった。
特に、栃木と福島の境あたりでは、50km/hの規制が入るほどの強風と大雨
で、かつ長距離トラックがはね上げる水しぶきに散々悩まされながら、ぐっとペ
ースを落としつつ、慎重に走っていった。

しつこい雨は盛岡を過ぎた辺りから止んできた。乾いた路面が現れてくるとつい
つい気分が高揚してくるものだ。悪いと思いつつもペースを+10km/hほど
追加した。

日が変わると同時に、終点の青森のICに到着した。
深夜ということもあり、後ろから迫る車も無く、料金所でのんびりと財布を取り
出した。
係のおじさんに通行券を渡すと、初め驚いていたが、ひとこと「ごくろうさん」
と言ってくれた。久し振りに人と話したくなり、前方に標識が見えるくせに、フ
ェリー埠頭までの道順を尋ねた。おじさんは、ゆっくりと分かりやすく道を教え
てくれた。軽く会釈をして、おじさんの言うとおりの道を走った。

間もなくフェリー埠頭に着いた。
乗船の切符を購入して、遅い晩飯をとる。
やっと熱が出てきた身体に、湿っぽい合羽はすごく邪魔だ。さっさと脱ごう。
駐車場でカッパをたたんでいる間に、3台ほどバイクが入ってきた。見るとみな
道内ナンバー。この時期に北海道に渡る本土の奴は物好きなのだろうか?
乗船。夏のシーズンなら芋洗い状態であろう2等客室も、一人が1ブロックを貸
し切れる状態だった。ビールを飲み、大の字になって寝ころび、そのまま落ちる。

函館の早朝。抜けるような青空。
昨日までに無い肌寒さで、北の街を実感する。
さて、稚内までは何キロあるのだろう。荷物の中から地図を出そうとするが、途
中で止めた。きっと、相当のキロ数を見て愕然とするだろうから。
とりあえずは・・・15:00,稚内−礼文最終のフェリーに乗船できれば。

小樽を過ぎた辺りから、左手に海が見え始めてきた。
その頃から、ちらちらと北西の方角の海を見るようになった。
こんな場所からは見ることは不可能な利尻富士だが、私にとって、この走り、横
浜から稚内までの、最初で最後のチェックポイントなのだ。
唯一の期待は、北西の彼方に。

あと1書き込みで〜す @@@@

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02203/02212 NBA***** @@@@ 北海道の距離(3/3)
( 1) 94/05/17 23:11 コメント数:1

羽幌を越え、当然のように利尻の島影が見えてきた。いつもなら嬉しくなるこの
瞬間が、今の私にはどうでもよい変化であった。
走り,ガスを入れ,また走る。この単調な動作に、発狂しそうなほど嫌気がさし
た。ここからでもUターンしてもよいと思った。Uターンして、それ以上の苦し
みを味わうことが怖くなかった。ただ、左に見える海が、右に見えてくれるだけ
で充分だと思った。

身体は当然、それ以上に精神が疲れ切っていた。惰性で走っているのが分かる。
手塩を抜け、道々909オロロンラインに入った。
自然に逆らわずにつくった道。だからこそ、ただひたすらに真っすぐな道。
この直線が、どれほど恐ろしく感じたことか。
遙か前方を凝視していると、いつの間にか別の世界に引きずりこまれそうになる。
ハッと気がつき、首を激しくひねり、ヘルメットの中で大声で叫んだ。
身体を騙しながら、悪魔の直線を、なおも北に向けて走りつづける。

もうろうとした視界の中、一点の違和感を感じ取った。
普段見慣れている利尻の形が変わっていた。間もなく、その意味が理解できた。
利尻の北に延びる島影、まさに目的地の礼文そのものであったのだ。
夏にしか通ったことのないこの道で、利尻富士を見れることは当然のことであり
反面、礼文は見ることができないという固定概念があったのである。

利尻富士のように雄大さもなく、ただ平たく細長い島。
そんな魅力の無い島が、世界中のどんな場所にも叶わない、最高に素晴らしいア
ングルで見えているのだ。
こんなに限られた時間でも、こんなに苦しくても、今この時間しか見れない景色
を堪能しないと、なにか凄く損をするんじゃないか?
いつの間にか、右手の握力が弱くなっていた。

突然喉が乾いてきた。(というか、多分ずっと前から乾いていたのだろう)
道端の自動販売機を探し、傍らにバイクを駐める。
久し振りに足を路面に付けた。瞬間、身体がフラッとする。
しばれた指を缶で温めながら、島の見れる浜まで歩いた。

舌にこびりついた塩を、生ぬるいコーヒーで洗う。
いい加減な味のコーヒーが、乾いた喉を通って、胃に染みわたった。
どんよりとした雲の下、沖の礼文は確かにそこにいる。まさに手が届きそうだ。
発作的にこんな言葉が頭をよぎった。
「こんなマズいコーヒー二度と飲みたくない」
ライダーのちょっとした悪あがきなのだろうか・・・

一応おわりです


#当然フェリーには間に合わず、急きょ稚内で宿を探した #
#翌朝,礼文の港に接岸するフェリーから... #

タラップの途中、フェリーを出迎える人の中に、友人を見つけた。

友「おぉ、やっぱり来たな」
私「なんで来るって知っていたんだよ?」
友「お前の『考えとくわ』の返事は、『行く』って言っているようなもんだ」
私「ハハハ、図星だ。しかし、船の便までバレてるとは・・・」
友「昨日の夕方来なかったから、この便だろうなってさ」
私「昨日かぁ、悪い悪い。909がちょっと渋滞しちゃってさぁ」
友「えぇ? 909が渋滞するわけないだろう!」

・・・と、他愛の無い会話でジャムが始まるのであった。


読んでくれてドォモで〜す (^_^)/ @@@@

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ほんと、最後まで読んでいただいてドォモです。m(_ _)m ← 10年後の私

ちなみに、文中の「道々909オロロンライン」ですが、現在は106号に昇格しました。
こんな感じの道です。カメラマンの腕前も最高ですが、道自体もたいへん素晴らしいのです。一見の価値あり!
写真に直リンクしちゃって良いか、サイトの管理者に聞いてみようかな。(なぜか笑)

しかし、横浜から稚内って、意外に遠いんですよ。
MapFanWebで距離を調べてみましたが、1,438kmだそうで。
その当時、上記のホームページが存在していて、あらかじめ距離を調べていたら、ぜったい行かなかっただろうね。(^_^;
posted by らんちょん at 01:51 | ☀ | Comment(10) | TrackBack(1) | その他
この記事へのコメント
あん時はZep1100だったんだね。思い出しました。

確か最初出会った頃は900Rだったかもう乗り換えた頃だったか。雨の高速を延々と走る時に、フェアリング無しだと相当にキツくて体力吸い取られそうだなぁって思いながら読んでました。私が自走した時は、一気じゃなかったしね。

そういえば、青森から鹿児島まで一気、っていう事した人が、知り合いで1人や2人じゃないってのもオカシナ話ですなぁ。(^_^;

歳は取るものだし、その時々でアツさを同じものに向け続ける事はまず無理だと思います。でも、カッコいい言い方しちゃうと、自分自身はやっぱり「あっち側」にいたからこそ、今の友人もライフスタイルも出来上がった訳で…どんな形になるにせよ、やっぱり「あっち側」な人生を歩んでいきたいなと思ってます。

あ、「あっち側」じゃなく「こっち側」の皆さんと比較している訳じゃありません。実際わからない人には何の事やらサッパリでしょうけど、単に同じ目指す先をもっているだけですので、それがどの「あっち側」だろうと、所詮は自己満足であり、それはバイクがある生活なのです。

ただ、最近はバイクのある生活をしている人でも、「こっち側」の人は多数おられるようです。このランチョンのような文章が書けたり、しみじみ理解できたり、自分でもやってみたいと思ったり、やっちゃったりするバイク乗りの事を指しています。(^_^;
Posted by at 2005年03月11日 15:48
>そういえば、青森から鹿児島まで一気、ってい>う事した人が、知り合いで1人や2人じゃない>ってのもオカシナ話ですなぁ。(^_^
3人です^_^;。あの頃は若かった。
鹿児島からの帰りも自走で東京まで戻ったです。
時間があればもう一度還暦前にやりたいですなぁ
Posted by かっちゃん at 2005年03月11日 19:52
「あっち」とか「こっち」とか良く分からないですけど、どんなカタチにせよ、腰が立たなくなるまではバイクに乗り続けたいと思っています。
バイクに乗る前と乗り始めてからでは、大きく人生が変わりました。
今でも、バイクは自分の人生の中で、大きなウエイトを占めています。

話は思い切り脱線しますが、「自分に厳しく 人に優しく」と思うようになったのも、稚内一気走りをしたこの時期辺りなのかなぁと。
それに対しては、もう少し・・・というか、かなり見直すべきと、ここ最近は強く思っています。

自分に対して、そんなに厳しくしたり追い込まなくたっていいんじゃない?
人に対する優しさだって、程度次第では、逆に迷惑になってしまうよ。自分の首を絞める事だってあるし。

バイクに乗るときも、自分に対しても、人と付き合う時も、もっともっともっともっとリラックスしなきゃダメですね。
そうしないと、そのうちぜったい事故るって。
何度、事故れば気が済むの? 痛いじゃ済まされず、マジで再起不能になるよ。

いろいろな意味で、不器用なのはある程度は仕方ないのだけど、不器用なりの生き方もあるでしょう。
まずは、自分自身をもっと好きになろうと思います。>オレ


最近知り合った、とある方から頂いた言葉です。
「気楽にどうぞ! 人生なるようにしかなりません」
なにげない言葉ですが、すごく強い力を感じています。
ここしばらく、自分の励みになっている言葉です。

#勝手に掲載してすみません>あるお方


すんまそ〜ん。思い切り脱線しちゃって。(^_^; >よ様
Posted by 本人 at 2005年03月11日 22:07
かっちゃんへ

そんなバカ(といっては失礼ですが)なイベントが復活するのなら、私もぜひ参加したいです。
今のバイクのスペックではかなりプアなので、適当なパフォーマンスのバイクをレンタルして、それで参加したいと思います。
生きている限り、いつまでもバカ(だから失礼だって)を続けましょう。バイク乗りの特権です。
Posted by 本人 at 2005年03月11日 22:12
こんばんは、はじめまして<ガスッ
懐かしい文章に下道で尾道まで走り続けた時の事を思い出し今じゃ出来ないなぁ とちょっと情けない気分に陥ったりしています。

らんちょんのどこかでかの昔の発言で実家の前を犬の散歩しながら、北へ向かうライダーを見送る様なのがあったのを思い出した、あれ好きでした。
Posted by おっと at 2005年03月12日 00:27
あ、当事者が一人出てきた>かっちゃん。(^_^;
もう一人、SAのスタンプをはがきに押してくれて、送ってくれた400ccクラスチャンピオンがいるはず。>じんじんさん。(^_^;

私も当時900Rがあればやってもよかったかなぁ。BMWは素晴らしく最適な車種かもしれませんんけど、買える訳ないし。今のバイク、DJEBEL250XCとカブ90DXじゃやれませんね。

おっとさんの書いてるランチョンの話。覚えてるよ。今度探してあげよう。っつーか、あなたにもランチョンにもログ全部あげますがな。(^_^;

Posted by at 2005年03月12日 18:34
おっとさん、はじめまして<がすがすっ

#「がすっ」って言葉自体、皆さん分からないですよね〜

あの話ですか。うろ覚えですが、あれは北から帰って来た奴らの話ですね。
「よ」様から入手したデータベースを、今から漁ってみますので、少々お時間をください。

自画自賛ですが、私が某夏の一大イベントに向かうバイク集団に抜かされる話が好きかも。
さすがに、あの話は残ってないだろうなぁ。
確か、書いた記憶だけはあるのですが...
Posted by 本人 at 2005年03月12日 22:55
よ様

データベースの受け渡し、有り難うございました。m(_ _)m
せっかく書いた文章を、ぜんぜん残していないってのもダメダメですよね>自分

青−鹿のイベントの時は、既にその掲示板へのアクセスは休眠状態でしたので、参加するチャンスを逃しましたが、夏の某一大イベント(※)へ本気で参加をしようとした時は、その為だけにFJ系のハイスピード・ロング・ツアラーに乗り換えようとしていました。

※)さすがにコレだけは某にしておかないとマズいかなと。参加への夢は、永遠に夢で終わりそうです。(T_T)
Posted by 本人 at 2005年03月12日 23:03
古いlogを発掘しました(^^;
記憶通りよ氏の最初の発言は「93/03/13 09:48 00334へのコメント よんきち をを、とうとう関係者がっ! (^^;)」でした(^^;
らんちょんとの最初の絡みは
「93/03/15 12:43 はじめまして>和琴のおっとサン
和琴に長くいたのならば、ボロボロのカブ90に乗った「くまさん」を御存知ではないでしょうか? ちょっと知り合いなもので...」

あぁ、28歳の自分の自己紹介とか読んで赤面!(*^_^*)
Posted by おっと at 2005年03月18日 01:05
おっとさん

うへー、むちゃくちゃ古いネタですね。

そんな「くまさん」も、今は私と同じ横浜に住んで、技術屋さんの仕事をしております。
いちおうバイクも所有しているようですが、あまり乗っていないようです。
「くまさん」との付き合いの話は、かなり長編スペクタクルになりそうなので、気が向いたら書きます。でも、良い意味で気が向かないかな。

ちなみに、
私は、このブログに過去の投稿をじゃんじゃん流すのに慣れてしまい、もう赤面しなくなりました。(笑)
Posted by 本人 at 2005年03月18日 02:05
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